What is Shinshu?

真宗大谷派の思想を批判するブログ。批判とは、否定ではなく「なぜそのような考え方をするのか」「なぜそれが正しいのか間違っているのか」を論じること。

都会のお寺、転落の時代

 今日は批判っていう感じではなくて、ただの憂さ晴らし記事を書いておく。まずはこのブログを読んでほしい。

 2012年の記事だが、端的に言って「ざまあみろ」って感じしかない。私も首都圏の寺の僧侶だが、都市の寺院の住職の威張り様と傲慢さといったら天井知らず(人による)。それが近年以前のようにはいかず、「財政難」を門徒様方に申しているお寺も少なくないようで、兼業の私からすればそれは愉快でしかない。

 練馬の真宗会館からのパンフレットで「田舎から東京に出てきた人の仏事を菩提寺に代わって行います!」なんてやつが最近多く見られるが、それって結局都市で仏事をやらなくなってきた現象に付随するもので、「代行」なんて言ってるけど結局真宗会館の仕事自体も減りつつあるから主張しているだけに過ぎない。しかし教務所で働いているような人たちは公務員ライクな宗務役員ばかりで愛想も特にないので、ここから首都圏の布教が広まることはまずないだろう。もっと商売上手なやり方があるはずだし、都市における大谷派のひとつの入り口であるはずなんだがどうやら彼らにはその自覚はないらしい。

 とにかく、この愉快な現象によってきっと首都圏の専業僧侶たちも心境を変える。葬式に僧侶を呼ばない人はもちろん法事もしないだろうから、彼らに入るのは納骨料だけになる。仏事をしない人のしわ寄せが他の門徒にいくのなら、その門徒さんたちも逃げていくという最悪の悪循環を輪廻するしかないのが現状ではなかろうか。